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zoom RSS 釜谷山 2415M 黒部(毛勝山) 山系・立山>剣岳 2008.7.21.

<<   作成日時 : 2013/11/14 20:23   >>

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猫又山北尾根から釜谷山。


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第一日目起点(ブナクラ谷取水口)・924>1033・涸れ沢1175m地点・1049>1129・小猫源頭無名沢1305m地点・1146>1210・戸倉谷1330m地点>1246・ブナクラ谷1545m地点・1307>1349・岩の原基部1725m地点・1432>1439・ブナクラ峠頂上>1528・BP候補1950m地点・1542>1654・BP(泊)
 第二日目起点(BP)・436>621・猫又山2378.0M・655>748・最低鞍部(2250m地点)>836・釜谷山2415P・929>949・最低鞍部>1034・猫又山東の肩(池塘)>1102・BP・1314>1407・ブナクラ峠頂上・1423>1502・1495m地点・1520>1539・戸倉沢渡渉点・1555>1605・無名沢渡渉点>1645・1110m地点・1656>1739・第一日目起点


 剣岳北方稜線にあって毛勝山塊ほど目立つものはなかろう。北の鞍部は平杭、南の鞍部はブナクラ峠頂上。ともに標高は1750Mで、それぞれ毛勝山、猫又山との比高が664M、628Mとなる大山塊である。釜谷山は、この毛勝山塊の最高峰で、1915年7月、この山に登った木暮理太郎によって名付けられた。
 この山には、馬場島奥、ブナクラ谷入り口の取水口から、途中、強引にビバークして往復した。道中、富山平野に出ると、雲行きが怪しく、馬場島からブナクラ谷に入って登山口(赤谷山、猫又山、大猫山の)に着くと、雨が降り出した。そのうち雨が止んだので歩き出したが、途中、続々と下山者。そのうち雲が割れて青空が広がり、無名沢で少し濁った水を調理用にと汲んで、なおもブナクラ谷を遡ると、やがて岩の原を抜けてブナクラ峠を登り詰めたが、空がまた灰色の雲に不気味に覆われた。お花畑となった急なサコを登り、岩峰北の鞍部で尾根に乗ると、稚樹、幼、低木のみの痩せ尾根。そのうちあろうことか、霧雨が降るようになった。仲間の一人がバテていたので、2110Mの小コブで強引にビバーク。夜半、目覚めて外に出てみると、満月に近い月が皓皓と照っており、彼方で五竜山荘の灯が瞬いていた。
 第二日目、2時過ぎに起きると、霧が出ていた。コーヒーを飲み、ナップサックで歩き始めると、2150Mで草原に出て、右側が広く雪渓となっていた。だがそれが半ば凍っていてステップが切れず、その縁を登ったが、依然として霧が視界を閉ざしていて、油断がならなかった。大猫新道分岐の大岩脇を通ると、その先で行く手霧の中から忽然と人の影。前日、大猫新道を9時間余り掛けて登って来たパーティーが、この2300Mの台地でビバークしていたのだ。一段登って池塘が現れると、再び登山道に出て、僅か先でトウヤクリンドウが群落する猫又山に登り詰めた。霧立ち込める中、朝食となったが、余りのプレッシャーに吐き気がして、半分食べた調理パンを吐いてしまった。
 池塘まで戻り、小黒部側の雪渓に入って歩き始めたが、雪渓と尾根線の間はアオノツガザクラ、ハクサンコザクラ、チングルマ、オオヒョウタンボク等々のお花畑となっていた。北隣のコブ辺りは、チングルマ群落する中に小岩が点在し、まさに山上の別天地。岩塔は西側から巻くと、知らぬ間に霧が取れていて、行く手にピラミダルな釜谷山。ここから藪の中に踏み跡を辿って下降し、雪渓に一旦出てからまた藪の中を同じように下降すると、再び雪渓に出て下った所が、最低鞍部であった。大きく青空が広がろうとしていた。登り返しは、お花畑の壁。登り切ると目前に、雪渓が山頂まで続く釜谷山。その右手、尾根続きに毛勝山が指呼の間。黒部川の向こう側に後立山が、徐々に雲を振るい落として現れた。以降、歓声を上げっ放し。登り詰めた釜谷山の山頂は、草地となって、一点360度の大展望。眼下には広大な富山平野。まなざしで辿る海岸線の先に、能登半島が浮かんでいた。来し方には、雪渓が大きく貼り付いた猫又山。剣がその後方から大きく迫り上がっていた。
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不気味な黒い霧が立ち込めてうす暗くなった中、ブナクラ峠から猫又山を登る。
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薄明の中、BPを出発したが、振り向いてびっくり、よくぞあんな所で眠ったもんだと・・・。
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すっかり晴れ上がった中で、釜谷山山頂に到着。後方は猫又、剣。
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釜谷山山頂から毛勝山。
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帰路。猫又山の雪渓を登り返す。
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剣を正面に猫又山の雪渓を下る。朝は、ガチガチに凍っていた。
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テントを撤収し、岩コブの手前から左に急斜面を巻き下ってブナクラ峠へ。

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コメント(2件)

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凄い、凄過ぎる!!山頂で肩を組んで記念写真を撮りたくなるはずです。そして僅かにガス纏う剱の恰好よさ!!嗚呼、剱・・。
ひとり山歩き倶楽部
2013/11/17 18:11
ひとり山歩き倶楽部さん、コメントをありがとうございました。
剣の雄姿に取り憑かれて以来、ゴールデンウィークには、大抵剣周辺の山に行っています(文化の日の連休は、西上州)。貴兄が行かれた上ガ平山も行ったことがありますよ。地図も持たず、食糧ももたず・・・。山頂で越中の人たちに恵んでもらい、奥の峠山まで縦走しました。
貴兄なら、同ルートで毛勝山まで往復できると思います。本文中の2300Mの台地は草原なので、BP最適地かと思います。
float cloud
2013/11/17 20:36

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釜谷山 2415M 黒部(毛勝山) 山系・立山>剣岳 2008.7.21. 藪山独自ルートfloat cloudのブログ/BIGLOBEウェブリブログ
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