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zoom RSS 西笠山 1697M 3等 有峰湖(有峰湖) 山系・立山>薬師岳 2008.5.4.

<<   作成日時 : 2013/11/27 16:39   >>

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日の出直後の西笠山山頂部を行く。


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第一日目起点(大多和/神社北西の880m地点)・730>741・901P・751>812・崩谷出合>850・林道分岐>945・大多和峠頂上・1015>1140・1510m棚(アスナロ巨木)・1152>1213・瀬戸谷山分岐>1304・点名長棟1692.1M・1343>1444・1573P>1452・南の最低鞍部>1606・1615P(BP)・1822>1846・東笠山1687P・1853>1909・1615P(BP)
 第二日目起点(BP)・502>530・西笠山1697.0M・553>609・BP・614>640・東笠山1687P・655>715・BP・917>1000・南の最低鞍部・1016>1039・1573P>1134・1689P・1225>1244・点名長棟1692.1M>1308・瀬戸谷山分岐>1324・1510m棚(アスナロ巨木)・1339>1412・大多和峠頂上・1429>1518・林道分岐>1540・崩谷左岸尾根・1556>1605・崩谷出合>1654・佐古
640m地点のゲート


 西笠山は、東笠山と並んで、常願寺川の支流小口川の源流がダムで堰き止められて出現した、祐延貯水池の湖畔に立つ笠状の山で、大変な奥地にある。東笠山が、その貯水池から沢を攀じ、藪を僅かに分ければ、草原となった山頂に容易に達することができるのに対し、西笠山は、山頂部がヒメコマツ等、黒木の密な稚樹、幼、低木帯となっていて、登頂は容易なことではない。したがって、登山適期は残雪期。
 この山には、佐古の奥のゲートを起点に大多和峠、点名・長棟(ながと)を経て、途中ビバークし、往復した。佐古の奥の林道屈曲点、すなわち大多和林道起点には、新しくゲートが設置されていて蒼褪めたが、さいわいにもこの日、祭りの準備のために大多和の神社に行く地元の人があり、そこまで車に乗せてもらうことができた。歩き始めると、既に何度か歩いたことがある馴染みの林道ではあったが、この日は幕営装備とあって、荷が重かった。有峰で泊まりがけで釣りをするんだとか言う父子を追い抜いて、大多和峠頂上で大休憩をしていると、6日間の釣り三昧をした帰りだと言う大荷物の単独者が、破顔の笑顔で向こうから登って来た。
 県境を北に入り、ブナ林を登って右に瀬戸谷山への尾根を分けると、行く手に広がった雪原の上に点名・長棟1692M。途中、横岳へと続く県境を離れ、紺碧の空の下に雪原を登り詰めると、その点名・長棟。前回も大展望であったが、この日もまた、白く凍った祐延貯水池を眼下にして剣、立山、薬師、笠、乗鞍、御嶽、白山等々、目眩く眺めが展開していた。ここで昼食。
 隣の最高点では展望がさらに素晴しく、行く手から二つの白いドーム状の西笠、東笠が、早く来いよとぼくたちを呼んでいた。1689Pからは木立ちが一切ない雪稜となり、下りモードとなると、ヒメコマツの巨木、大木が点在。やがて西又谷側がブナ林、金山谷側がヒメコマツ大木林となると、最後のコブ1573P。ここから物凄い急な一枚バーンを下ると、いよいよ最低鞍部。尾根線に少し藪が出たコブを東側から巻き気味に越すと、登り返しは尾根線から西側が、完全に藪。ここは東側の物凄い急斜面にステップを切って登り、尾根に戻ると、株立ちのアスナロ巨木が林立。なだらかになると木立ちが消え、再び展望の雪稜となった。来し方には、高々とボリュームたっぷりの点名・長棟。しだいに尾根が広がって雪原となると、そこにはアスナロ、ヒメコマツの低木のみが点在し、その奥に大雪原を纏った東笠山、左手に雪壁状のドーム西笠山が現れた。ついに来たぞと、喜びを噛みしめながらゆるゆると登ると、やがてこの二座のジャンクション1615P。ヒメコマツの低木の陰で設営した。夕食後、黄昏の東笠を往復。夜は、満天の星空であった。
 翌日朝は、4時22分に起床。既に明るく、湯を沸かしてコーヒーを飲んでいると、近くに巣でもあるのか、ウグイスがもう鳴いていたが、白く凍結した祐延貯水池の向こうの薬師は、まだ微睡(まどろみ)の中。夜中、カチンカチンに凍っていた雪が少し緩んだので、いざ、西笠山へ向けて出発。長棟川と熊野川の分水界となった鞍部から、毛勝山塊を右手に広大な雪原を登っていると5時10分、立山の右から華々しく日の出。行く手には紺碧の空と、純白の雪しかなかった。西笠山山頂部の雪原は、想像を絶して広大で、見渡す限り木立ちがなく、それは広大無辺と呼ぶに相応しい大雪原であった。
 BPまで戻ると、再び東笠へ。こちらは、白く凍ったままの祐延貯水池を右眼下にして登ったが、対岸には、おお懐かしい瀬戸谷山。その上には、北アルプスの白き巨人たち。一角に黒木の高木が何本か生えている山頂部は、ウグイスの鳴き声だけが響く、清々しい所であった。
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漸く大多和峠頂上に到着。向こう側には、度胆を抜く薬師岳の巨姿。
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県境を北にブナ林を登る。
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瀬戸谷山への尾根を右に分けると、広がった雪原の上に点名・長棟。
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1689P北西の肩から下ると、行く手に東笠(右)と西笠。
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1615Pで設営。
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日没直後の東笠山山頂から薬師岳。
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西笠山山頂直前で、立山から日の出。
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下山開始。名残惜しげに振り返る。白く凍った祐延貯水池の上に薬師岳。
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下り勾配となる所から行く手に点名・長棟。
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1630Mのコブへ、一枚バーンを登る。
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行く手に1689P(左)。右手前は、その北西の肩。
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瀬戸谷山分岐手前の雪原まで戻って来る。行く手に左から北ノ俣岳、黒部五郎岳、笠ガ岳。

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西笠山 1697M 3等 有峰湖(有峰湖) 山系・立山>薬師岳 2008.5.4. 藪山独自ルートfloat cloudのブログ/BIGLOBEウェブリブログ
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