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zoom RSS 瀬戸谷山 1699M 2等 有峰湖(有峰湖) 山系・立山>薬師岳 2005.5.1.

<<   作成日時 : 2014/08/12 19:01   >>

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2008.5.4、南西尾根続きの長棟1692.1Mから瀬戸谷山。右奥は薬師岳。


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起点(大多和奥901P南約100m)・748>811・崩谷出合>948・大多和峠頂上・1026>1143・1592P南西鞍部>1157・1592P>1234・1658P>1320・瀬戸谷山1699.0M・1401>1447・1592P南西鞍部>1508・大多和峠頂上・1527>1625・崩谷出合>1639・起点


 この山は、東笠山、西笠山と南東に祐延貯水池を挟んで対峙し、有峰湖側にその山名となった瀬戸谷を落とす、地図上無名の山である。全山密で丈高の笹藪に覆われているので、登山適期は残雪期となるが、林道が開くのは有峰が6月1日、小口川が7月1日なので、ルートは、4月中旬には佐古の奥まで除雪される大多和林道しかない大変な深山である。
 この日、大多和林道は、なんとか大多和の奥、901Pまで車で乗り入れられた。春溢れかえる林道を行くと、やがて路傍にお地蔵様が現れた先で、大堰堤連続する、その名の通りの崩谷。特にこれを渡った左岸の崩落が激しく、夥しい量の大石、小石、土砂が堆積。やがて林道分岐が近づくと、路面にビッシリと雪。辺りが知らぬ間に冬景色となっていた。1641Pを源頭とする沢にはまだタップリと残雪があり、これを渡った左岸では、その残雪によって道形が消えていた。2時間後、漸く大多和峠を登り詰めると、高曇りの空の下、向こう側に圧倒的な薬師岳。見回せば、垂涎のブナ林が広がっていた。
 県境を北に入ると、屈指のブナ、ミズナラ巨木林。さすがは有峰、さすがに深山と唸りながら本ルート唯一の急登に差し掛かると、雪に押し倒されたまま咲くマンサク。棚からさらに一段急登すると、アスナロの巨木が連続。その雪が融けた根元には、ミツバオウレンが咲いていた。この上で笠ヶ岳。南では天候がさらに速く推移しているのか、その稜線と空の区別がつきにくかった。県境を離れ、垂涎のブナ林を右に巻いて、1592P南西鞍部で稜線に出ると、一転してシラビソ中木林。点名・長棟への尾根が素晴らしく、激しく揺さぶられたが、予定通り瀬戸谷山へと向かうと、すぐにシラビソ林から出て、1592Pからは大展望が広がった。余りの素晴しさにぼくたちは絶叫し、そこら辺りを歩き回った。雪はたっぷりとあり、どこをどう歩こうと自由自在。行く手のシラビソ点在する高みが山頂かと思いきや、それは1658Pであった。所々シラビソの中木が点在する尾根を登ると、その1658P。行く手に見える大きなコブ。今度こそあれが山頂かと思いきや、それは1686Pであった。山頂は、その右のコブの、またその向こう。雲が次第に低まって黒味を帯び、北ノ俣岳にその雲が絡みつつあった。大展望のなだらかで広い尾根も、霧が出れば一転して魔のエリア。遠いなあ・・・と思った。1686Pは右側を巻くと、鞍部にはモノトーンの世界にあっては異様な、黒、赤、黄とペンキで縞模様に塗り分けられた巨大ポール。一つコブを越すと、漸く山頂が目前。もう半ば走っていた。登り詰め、丈低いシラビソ、コメツガ、アスナロ等々、点在する山頂台地を北端まで行くと、そこに世にも珍しい風景が展開していた。祐延貯水池は白く氷化し、その向こうに西笠山と東笠山。その右奥に毛勝三山と大日三山。剣、立山は、いまにもバックの灰色の雲に埋没せんとしていたが、有峰湖の対岸に薬師岳が圧巻。間に合って良かった・・・ぼくたちは、これ以上なにも望むことはなかった。
 帰路は、途中からヒヤヒヤとし、大多和峠頂上まで戻ると、本降り。四阿で雨宿りして、帰途に就いた。
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季節集落の大多和。
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大多和峠を登り詰めると、向こう側に圧倒的な薬師岳。
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県境を北に入ると、いきなりブナ、ミズナラの巨木林。
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稜線を瀬戸谷山へ。
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瀬戸谷山山頂から、氷化した祐延貯水池の向こうに東笠山。
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帰路、稜線を離れると、ブナ林を下る。
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さらにブナ林を下る。

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瀬戸谷山 1699M 2等 有峰湖(有峰湖) 山系・立山>薬師岳 2005.5.1. 藪山独自ルートfloat cloudのブログ/BIGLOBEウェブリブログ
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