橿(かし)山 1059M 3等 佐久間(中部) 山系・茶臼山>白倉山 2000.11.12.

画像
山頂手前、分岐付近の自然林。


画像
起点(和山間峠頂上)・755>808・電源開発鉄塔27・818>844・林道出合>954・980P北990mコブ・1008>1126・橿山1058.8M>1135・静岡幹線鉄塔80・1416>1509・990mコブ>1553・鉄塔27・1611>1618・起点


 南塩の道の荷継ぎ場、佐久間は西渡の天竜川対岸に立ち上がった戸口山から始まって、白倉山、鳶ノ巣山、富幕山を経て石巻山、そしてついに渥美半島の先端、大山で遠州灘へと落ちて終息する長大な尾根の最高峰が、この橿山である。
 この山は、浦川と瀬尻を結んだ和山間峠頂上を起点に、佐久間、龍山境界を、742P、979Pと経て往復した。JR飯田線「うらかわ」駅から峰越林道で、和山間沢川を延々と遡ると、登り詰めて三叉路となった所が、和山間峠の頂上であった。ここから送電線の巡視路で、佐久間、龍山境界の尾根に取り付くと、スギ、ヒノキ混生の植林の中、イワカガミが群落して縁取る道が続いた。間もなく鉄塔27となると、行く手左前方に高々と橿山。南眼下には、天竜川へと流下する新開沢。振り向けば、大千瀬川へと流下する和山間沢川。窺うと、その先に、天狗棚、萩太郎山等、奥三河の山並みが望まれた。
 巡視路は、ここまでで、以降、疎で丈高のササ被る境界の刈り払い道を行くと、やがて林道を横断。ここから南の龍山側が色づいた雑木林となり、やがてそれがコナラ主体の雑木林となる頃、花祭りでも始まるのか、里からポーン、ポーンと花火。途中、コシアブラの幹にクマの古い爪痕を見ると、イヌシデが多くなって、990mコブで稜線に出た。
 尾根を北に入って僅かに下降すると、イヌシデ大木脇から西へ開けていて、奥三河の山並みが望まれた。その西の佐久間側に植林が続く尾根を北進すると、モミの幹にまたクマの古い爪痕を見た先で、大木交りの小さなブナ林となった979P。雪国のブナと比べると、その葉がかなり小さく、幹も黒かった。
 モミ、サクラ等、大木が疎立する鞍部からゆるゆると登ると、途中、東側にアセビが大群落。コナラ、ウリハダカエデ等、色づいて来ると、鮮紅色に色づいたカエデ類が多くなり、山全体が華やいで、秋酣闌となった。イヌシデ、ヒメシャラに大木が交るようになると、ムラサキシキブが淡紫色の実を着け、行く手を見上げると、全面雑木林となっていた。ブナに大木が多くなると、林下には、エンコウカエデ、ウリハダカエデ等、色づいた稚樹が点在。色とりどりの落ち葉を踏んで登り詰めると、西の尾根から別の送電線の巡視路が出合った。
 再び巡視路を辿って東進すると、色づいた梢のドームを潜ってゆるりと登った先が、橿山の山頂で、電波反射板二基と、建設省橿山無線中継所のコンクリート製の構築物二棟が建っていた。
 若い雑木林の中で展望がなく、奥へ巡視路でゆるゆると下ってみると、ブナ主体の自然林となり、ゆるりと北東へ登り返すと、白い穂が揺らぐススキの原で鉄塔80に出た。展望は広大で、天竜川の対岸に大山塊の遠州富士こと竜頭山。左に井戸口山、常光寺山。その後方に南ア深南部の峰々。南ア主稜は雲の中であったが、北、戸口山の奥に熊伏山。西側には、奥三河の重畳たる山並みが広がっていた。
画像
秋酣闌の自然林の中、送電線の巡視路を行く。
画像
山頂東北東、1050mコブに建つ鉄塔80から、天竜川対岸に竜頭山。
画像
同上ポイントから西側に、明神山を盟主に、奥三河の重畳たる山並み。
 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント