栃沢八滝 567M 満島(満島) 山系・茶臼山 2015.9.13.

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栃沢八滝最大の五滝(F5)。


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起点(和知野川橋東約120mの支沢出合)・752>800・和知野川、栃沢出合大蛇橋・803>1006・丸木橋・1009>1043・尾根取り付き・1047>1113・車道出合・1118>1132・宇連分校跡567P・1218>1241・中電東海鉄道温田線鉄塔2(475m地点)>1316・鉄塔1(350m地点)・1325>1338・起点


 栃沢は、地図上名がある沢の中で、和知野川右岸に出合う最下流の支沢である。この沢も花崗岩から成っていて滑りにくく、ヤマヒルとは無縁の沢。
 この沢は、和知野川橋東約120mの支沢出合を起点に、栃沢に架かる大蛇橋から入渓して遡った。そして「栃沢」の「沢」の文字の南で栃沢を離れると、「大蛇」の文字がある支沢右岸の尾根を登って宇連分校跡567Pに至った後、下部で送電線巡視路を使って和知野発電所下流側の和知野川橋に出た。この日もまた、沢装備一切なしの、登山靴で・・・。
 霧雨降る中、和知野川対岸に夥しい岩壁群を眺めながらK430を行くと、やがて入渓地点の大蛇橋。洋酒ヤマゴボウが実を着け、ツリフネソウ、ミズヒキ、ガンクビソウ等々、咲く自然林の中、ここは栃沢右岸に踏み跡を辿ると、僅か先でもう最初の滝F1。
 戻って右岸に高巻きの踏み跡を辿ると、F1の落ち口からは沢身を遡った。340m辺りは地図に描き切れていないが、谷がS字形を描き、南から西へ、東へと目まぐるしく向きを変えた。東へ進むと、僅か先で二段の滝F2の下段の釜。ここは左岸の滝身脇を登ると、F2-1の落ち口。ホトトギスが咲いていた。F2-2を通過すると、東からの小沢出合でF3の釜。この滝には水利用の黒ホースがあって興醒め。
 南東に進むとF4。落ち口すぐ奥にF5が控えていて凄い迫力。F4を右岸から高巻く途中、F4の落ち口、つまりF5の釜へかろうじて降りられるルートを発見。剥き出す木の根、稚樹を頼りに慎重に降りると、わずかでその釜に出たが、F5はなんと、これまでで最大の滝であった。
 戻ってさらに右岸を攀じ登ると、途中、小岩壁の基部。ここから沢へとへつり巻くと、F6の釜に接近したが、その縁には降りられず。尾根に出るために山手のルンゼに取り付くと、途中、足元にマムシがウロチョロ。「ということは、直前、目の前にこのマムシがいたはず・・・」と思うとゾッとし、悲鳴を上げると、もう無我夢中で攀じ登った。400m辺りで西尾根に乗ると、向こうから女房とマッサンが大きく迂回して登って来た。そんなことで、F6の画像は撮らずじまいでその落ち口に出ると、そこには流木が堆積していた。
 行く手穏やかな川原が続く先にF7。これはトチの大木脇を通って左岸を高巻く途中で釜に降りると、こじんまりとした美しい滝であった。この先僅かでF8。これは幅広で落差もあり、立派な滝であったが、一見堰堤のようで、両岸に茂った若い竹と丈高のササが被っていて冴えなかった。
 この落ち口から谷が南へ、南南西へと向きを変えると、しばらくの間河畔には疎な若い竹と丈高のササ。「栃沢」の「栃」の文字がある所、415mで南東から大きな支沢が出合うと、いきなりササが刈られていて、道が出現。そして栃沢に丸木橋。眼差しでその道の先を辿ると、連続して支沢にも丸木橋が架かっていた。4等点名大蛇650.5Mが目的ならこれを辿っても良いが、目的は大蛇567P。
 この先僅かで竹、ササとも消褪すると、右岸、左岸に小さな川原が出現し、ここに連続して炭焼き窯跡。以降、小さな落ち込みが連続する滑床が少しの間続くと、奥に二段の落ち込み。この奥、「栃沢」の「沢」の文字の南で、「大蛇」の文字がある支沢が南西から出合ったが、V字谷で小滝が連続。
 ここで栃沢本流を離れると、この支沢ではなく、その右岸の急な、丸い尾根に取り付いて登った。美しい自然林の中、登るにつれて尾根が明瞭になると、そのうち痩せて来て、大木も散見。勾配が緩むと、「大蛇」の文字の南側で車道に出た。
 これを右に入ると、やがて567Pで草原となった宇連分校跡。満島の天龍小学校の分校で、校舎の名残なのであろう・・・当時を偲ばせる、黒板が掛かる小さな一棟。卒業生がたまに訪れるのか、中には雑記帳が置かれていた。前回(2008.11.3.)ここを訪れた時は、美しく山並みが広がっていたが、今回は季節がら草茫々で、望むべくもなかった。
 帰路は、前回、鬼ヶ城の時の往路を下ったが、送電線の巡視路は維持されていないようで、所々で困惑した。
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大蛇橋右岸から入渓すると、もうすぐにF1。
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谷がSの字形を描いて東を向いた先に二段滝F2。
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F4の奥にF5が連続しているように見え、壮観な眺め。
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撮影できなかったF6を落ち口から覗き込む。
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小規模ながら美しいF7。
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美しい自然林の中、尾根を登る。
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「宇連分校跡」の碑と、黒板が掛かる校舎の名残と思しき小さな一棟。たまに卒業生が訪れるのか、中に雑記帳が置かれていた。

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