鹿塩笹山 2140M 大河原(鹿塩) 山系・塩見岳>本谷山 1997.6.8.

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1999.5.5.、青田山から笹山。


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起点(林道中峰黒川線、笹山西尾根出合)・930>1030・1960mコブ北の鞍部・1050>1150・笹山2140mコブ・1330>1410・2060mコブ(2077P南)・1455>1535・笹山2140mコブ・1620>1650・1960mコブ北の鞍部>1740・起点


 笹山は、赤石山脈の主稜本谷山が、天竜川と三峰(みぶ)川の出合へと向けて、三峰川左岸に分派した尾根にある。小渋川支流の塩川の、そのまた支流の入山沢源頭稜線が、ビッシリとササに覆われていることからこの名がある。鹿塩は入沢井から眺めると、その稜線がまことに気持ち良さそうに眺められ、山登りを嗜む者ならば、一度はそこを歩いてみたいと願う、美しい山である。
 この山は、稜線直下に拓かれた黒川牧場を経て、鹿塩は中峰と儀内路とを結ぶ林道中峰黒川線が、笹山西尾根を回り込む所を起点に、この西尾根で往復した。
 右手に高々と美しいササの稜線を曳く笹山を眺めながら、鹿塩は入沢井から林道中峰黒川線に入って登ると、やがてハングライダーの発進基地。飛ぶ前の腹ごしらえなのか、カップルが草原の縁に座って、おにぎりを頬張っていた。この先で、コナシが満開の梢を差し伸べ、周囲にベニバナイチヤクソウが群落して咲く大池。ここを過ぎると、やがて向こう側に美しく広がった黒川牧場が現れた。ここが起点。駐車スペースは、僅か一台分しかなく、窺うと、尾根に踏み跡が入っていた。
 カラマツ林の中、踏み跡を辿ると、突然、ロジカルな構築物の前に出たが、どうやらロボット雨量観測所の施設のよう・・・。踏み跡が俄然薄くなると、間もなく尾根が広がって斜面状となり、ここを攀じ登ると、やがて境界石が埋まる1960mコブ北の鞍部。向こう側が草地となっていて、一歩踏み込むと、アッと驚く展望が広がった。笹山の稜線の上に、もう塩見岳が望まれ、右に荒川、赤石、聖、大沢と、南アルプス主稜が勢揃い。
 スッカリ舞い上がって歩き始めた。シラビソ、モミ等、黒木の若い林を抜けると、南側が広大なササ原となって、一段と展望が広がった。そのササ原には錯綜するシカ道。再び樹林に入ると、ここはモミ大木交り。サコにヌタ場を見て右の尾根にシフトし、これを登り詰めると、どうやら笹山の山頂となったが、三角点もなければ、標高点ですらなく、腰丈のササが茂る疎林の中であった。
 入山への尾根に入って僅かに下ると、立ち枯れの木のみが点在するササ原に出た。目の前に忽然と現れたのは、尖峰となった塩見岳の巨姿。仙塩尾根を眼差しで辿ると、そこに白根三山。行く手、右奥には荒川、赤石、聖。ぼくたちは、もう、笑えて仕方がなかった。かつて、「なぜ、藪山に登るんだ・・・」と訊く友に言ったことがある、「展望が良くて、樹林が美しい、誰も知らない山を見つけて、そこで昼寝をすること、これがぼくたちの夢なんだ・・・」と。だが、内心、「そんな山などありっこない・・・」と思っていた。ところが、ぼくたちは、ここにこうしてそんな山を見つけてしまったのである。
 昼食後、南、入山へと続く尾根に散策に出ると、2077P南の2060mコブに、美しい草地のスポットを発見。ここからは、白根三山の左に大きく仙丈ヶ岳まで見渡せたので、次回は入山まで行って見ようと思った。
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コナシが満開の枝を差し伸べ、周囲にベニバナイチヤクソウが群落して咲く大池。
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カラマツ林の中に踏み跡を辿ると、やがてロボット雨量観測所の施設が現れる。
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境界石が埋まる、1960mコブ北の鞍部から、南側がササ原となった尾根を登る。
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笹山山頂から入山への尾根に入って下ると、僅か先で立ち枯れの木のみが点在するササ原に出て、胸の透く展望が広がった。上部中央は、塩見岳。近くにカエデの大木があって、そこで昼食。
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昼食後、入山への尾根に散策。行く手は右から入山、小黒山、樺山。
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同上ポイントから、三峰川対岸に、三峰川中尾根の南端、点名・大井戸沢。その左尾根続きに、風巻峠。
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2077P南の2060mコブ南面。

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