二児山 2243M 2等 大河原(鹿塩) 山系・塩見岳>本谷山 1997.6.1.

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2000.5.14.、北川三峰第Ⅱ峰から二児山。


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起点(黒川牧場上縁/2051P南小池脇)・1015>1215・二児山東峰2242.7M・1315>1645・起点


 二児山は、赤石山脈の主稜本谷山が、天竜川と三峰川の出合へと向けて、三峰川の左岸に分派した尾根にあって、ひときわ高く、ひときわ美しい双耳形をした山である。
 これほど顕著な山は近辺になく、登ってみたいと強く思ったが、ガイドブックはおろか、登頂記録すら見当たらなかった。その点、この山は、不気味な山であった。
 大鹿は鹿塩から塩川に入り、九十九折れの道を登って入沢井へ。入沢井から中峰黒川林道に入って登ると、パラグライダーエリア、ベニバナイチヤクソウが大群落する大池高原を抜けて、黒河山中腹に拓かれた黒川牧場に着いた。ゲートは開けて入ったらしっかりと閉め、放牧中の牛たちを刺激しないようにゆるゆると農道を登ると、これが稜線直下、2020m辺りの池の畔の牧草地まで続いた。振り向くと、来し方、伊那山地の上に、残雪の中央アルプスが浮かんでいた。
 旧牧草地の小笹原に錯綜するシカ道を拾って北進し、2051Pは右から巻いてその東の鞍部から有刺鉄線の牧柵を潜ると、一段登った所でもう稜線に出た。樹間越し、向こう側にはちらちらとなにやら高峰が・・・。それが塩見岳だと分かると、急に胸の鼓動が高鳴った。一帯は、既にコメツガ、モミ、シラビソ等々、黒木の森。稜線を北に入ると、途切れがちではあるが、かすかな踏み跡が付いており、なだらかな起伏を辿ると、所々で草付きのスポットが現れ、そこにコバイケイソウが群落。途中、岩交じりで木立ちが疎な所に出ると、来し方に、尖峰塩見岳が望まれた。
 なおもなだらかな起伏を辿ると、2190Pから一段下った所で最後の鞍部。山頂への登り返しで、途中、密な黒木の幼、低木帯となると、ここは肩でその枝をベキバキと折りながら前進。明るくなった尾根をひと登りすると、そこに2等三角点二児山。東峰であった。すっきりした林床で、好ましい佇まいであったが、樹林の真っ只中で、展望がなかった。ビューポイントを探すべく、西側に少し降りてみると、櫓状の倒木帯。居心地が悪かったが、櫓に乗ってみると、北に少し開けた。分杭峠へとうねる尾根。その右手に鹿嶺高原、白岩岳、鋸岳、そして巨大な仙丈ヶ岳。
 帰路は西峰との鞍部に降り、巻き登って往路に戻った。
 2005.7.17.、やはり黒川牧場の上端の池から同ルートで西峰に登ってみると、山頂南端に岩があって、中央アルプス、南アルプスの大展望が得られた。
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来し方に大門(小渋峡白沢の源頭)を見て、鹿塩川から塩川に入る。
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入沢井から塩川流れ来し方を眺める。奥の台形の山は、豊口山。
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ここで林道中峰黒川線を離れ、黒川牧場の農道に入る。西、押し寄せる波のように伊那山地と中央アルプスの連嶺。
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稜線直下、農道終点の小池脇から、錯綜するシカ道を拾って小笹の中を北進。
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2等三角点二児山が埋まる東峰の佇まい。
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以降は、2005.7.17.の画像。農道終点の小池脇から、背後に鬼面山を眺めながら、小笹の中を北進。
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途中、三峰川の支沢船形沢源頭にコバイケイソウが群落。
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2190Pから船形沢側へ小尾根を下ってみると、こんな素敵なスポットに出て、塩見岳が眺められた。
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その塩見岳の眺め。
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二児山西峰山頂南の岩場から塩見岳。
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帰路。しっとりとした黒木の森を帰る。
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小笹原まで戻って来る。右前方は、2051P。
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小笹原には所々で草地のスポット。
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立ち枯れの木のみが点在する小笹原を行く。行く手に霞むのは、鬼面山。
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起点の小池脇まで戻る。

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