極楽峠 1230M 中津川(浪合) 山系・恵那山>亀沢山 2019.9.8.

IMG_3327.JPG
鉄塔22の送電線下の伐採地から南アルプスを望む。


IMG_20190910_0001.jpg
起点(4等戸屋根783.9M西北西約500mの路肩)・757>817・鶯巣川出合(廃林道起点)>830・廃林道終点(845mの二又)・839>915・中電三穂下村線鉄塔20(990m)・921>933・鉄塔21(1060m)・935>948・大根沢街道出合(1120m棚)・954>957・1136P>1015・鉄塔22(1160m)・1016>1030・道分岐(1190m鞍部)・1046>1111・大根沢ノ頭1317P・1113>1159・林道極楽峠線頂上(新極楽峠頂上1220m)・1204>1225・極楽峠頂上(1230m)・1311>1524・起点


 極楽峠は、下條は親田、浪合は半堀とを結んだ峠で、かつては東山道の間道にして鎌倉街道であったが、西国三十三所巡りが流行すると、この峠の親田側にもそれが造立された。
 1997.10.5.、2004.12.23.と、二度この峠頂上を通過した当時は、それも廃って藪化しつつあったが、最近また、村おこしブームの到来によって、整備され、復活した。
 今回、この峠は帰路として、親田長原は4等戸屋根783.9M西北西約500mの路肩スペースを起点に、鶯巣川左岸尾根に送電線巡視路を辿って、大根沢ノ頭1317Pで下條山脈の稜線に達すると、阿智、浪合境界、下條、浪合境界を辿って、その頂上を訪れたが、鶯巣川と河内川を分ける尾根に付いた破線は、かつて伍和と半堀とを結んで頻繁に往来があった、大根沢街道であった。
 鶯巣川左岸を崩落地が連続する廃林道で遡ると、送電線下で谷が二分する所で、それが終点となった。そこで谷を二分する尾根に取り付くと、わずか先で巻道の送電線巡視路に出合い、送電線下に左股を遡ると、間もなく南からの支谷に入って中急登。910mで棚に出ると、以降、自然林の中、この尾根に絡んで登ったが、990m辺りで最初の鉄塔20となると、北東に仙丈から右へ南アルプスの連嶺が望まれた。
 1060mで展望のない鉄塔21を通過し、1120m棚で河内川右岸の尾根に出合うと、破線は「大根沢街道」で、文字通り立派な道が通っていた。1136pを南に越すと、鞍部で右後方から窪んだ道が出合ったが、巡視路標識からすると、どうやらこれを下れば河内川の車道に出る模様。
 この先で右山で巻き登りとなると、鉄塔22直下で送電線下が伐採されていて、またしても北東に伊那谷、南アルプスの大連嶺が望まれた。右に展望のない鉄塔22を往復し、ヒノキ林の中になお右山で巻き登ると、1200mコブ南で尾根に戻った先、急勾配のやせ尾根が迫った所で道が二分。下條山脈稜線鞍部に建つ鉄塔23へは巡視路標識が、右を指示していたが、左は「新歩道14、歩道24」とマジック書き。ここは当然、右に入ると、崩落した北からの谷にスチール製で手すり付きの立派な橋。それでも恐る恐るこれを左岸の尾根に渡ると、その先が激しく崩落していて、道があった形跡すらなし。ここは戻って分岐から左に入ると、すぐ右に折り返して左山で登り、分岐からの尾根に乗ったが、巡視路のプラ段が、この尾根に付いていた。取り付くと、美しい自然林の中、苔生したやせ尾根で、胸を突く急登。途中、トラロープすら下がっていた。
 大根沢ノ頭1317Pで下條山脈の稜線に出ると、阿智、浪合境界を南進したが、浪合側は主にカラマツ林で続いた。阿智、下條境界が分派して鶯巣川へと下ると、以降、下條、浪合境界となったが、1998.1.25.、2004.1.12.と二度、この稜線を辿った当時は、鶯巣川側が皆伐地となっていて、南アルプスの大連嶺が望まれた。が、今回は、樹林の中に終始し、あまりの様変わりに、ただただ、唖然とするばかりであった。やがて「新極楽峠」と標柱が立つ峰越林道極楽峠線の頂上となったが、事は同じで、樹林の中。脇に立つ「展望案内板」がむなしかった。
 ヒノキ林の中で三つコブを越すと、極楽峠の頂上。ここは北西側に崩落しており、御嶽、南木曽岳から千沢、アザミ岳、摺古木山、安平路山と望まれて、少し留飲を下げた。ここでそよ風に火照った体を撫でられて昼食。誰もおらず、誰も来ず、ぼくたちだけの静かな峠の頂上であった。
 帰路は、極楽峠を下條側へ下ったが、大半はヒノキ、カラマツ、アカマツ等々、植林の中で、3等極楽1125.5Mが北に分派する尾根を回り込む所には、21番聖観音、20番千手観音、19番千手観音と三体が、肩を寄せて佇んでいた。途中、「御嶽神社」の石碑がある所でもまた、18番如意輪観音、17番十一面観音、16番楊柳千手観音が並び立ち、やがて11番准提観音前を通過すると、一旦林道極楽峠線に出たが、またすぐ尾根に乗って、アカマツ林の中で10番馬頭観音から6番千手観音前を通過し、再び林道へ。ここは横断してヒノキ林の中、右屈曲点で5番千手観音前を通過すると、三度林道に出たが、ここも横断して窪んだ道で台地を抜けると、右手奥まった所に4番千手観音を発見。
 直後、車で通った車道に出ると、左へ約250mで起点に戻った。ルート中、沢が全くなかったからか、暑い一日であった。


IMG_3275.JPG
鶯巣川左岸に廃林道を行く。

IMG_3282.JPG
送電鉄塔20直下、送電線下の伐採地から南アルプスへと開ける。

IMG_3296.JPG
展望のない鉄塔21を発つ。

IMG_3300.JPG
突然、「大根沢街道」の標柱脇から立派な道に出て、びっくり仰天。

IMG_3306.JPG
自然林の中に「大根沢街道」が続く。

IMG_3316.JPG
鉄塔22直下、送電線下の伐採地で、またしても伊那谷、南アルプスへと大きく開ける。

IMG_3332.JPG
同上ポイントから南アルプス。左から荒川、赤石、中盛丸山、兎、聖、上河内。

IMG_3340.JPG
分岐。右に入ると、恐ろし気な橋を渡った先で、道が寸断。

IMG_3348.JPG
その橋。

IMG_3362.JPG
分岐へ戻る。

IMG_3366.JPG
尾根へ。

IMG_3371.JPG
梢のドームを潜って、プラ段を登る。

IMG_3374.JPG
自然林の中に、くっきりと道が続く。

IMG_3386.JPG
峰越林道極楽峠線の頂上、「新極楽峠」。

IMG_3400.JPG
15年ぶりに訪れた極楽峠頂上。

IMG_3395.JPG
峠頂上から中央アルプス。左から千沢、アザミ岳、摺古木山、安平路山。

IMG_3396.JPG
同上ポイントから御嶽と右手前に南木曽岳。

IMG_3415.JPG
極楽峠を下る。

IMG_3421.JPG
峠には西国三十三所巡りが造立。

IMG_3423.JPG
同上。

IMG_3428.JPG
26番千手観音。

IMG_3443.JPG
3等極楽1125.5mが分派した北尾根を回り込むと、21番聖観音、20番千手観音、19番千手観音と並ぶ。

IMG_3445.JPG
「女子」の観音様。もっとも、観音様は、「女子」なのだが・・・。

IMG_3467.JPG
御嶽神社も・・・。

IMG_3470.JPG
その裏側、ブナの根元に17番十一面観音。

IMG_3487.JPG
11番准提観音。この先で一旦林道に出る。

IMG_3497.JPG
またすぐ尾根に戻ると、10番馬頭観音前を通過し、6番千手観音の先で林道を横断。

IMG_3517.JPG
ヒノキ林の中、右屈曲点で5番千手観音前を通過すると、三度林道に出て、横断。

IMG_3520.JPG
右に奥まった所に4番千手観音を発見すると、直後、朝、車で通った車道に出る。

IMG_3525.JPG
左約250mで起点に戻る。
 

この記事へのコメント