大野瀬御殿山 790M 根羽(根羽) 山系・茶臼山 2020.7.30.

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予想外の美しい自然林の中を登る。


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起点(R153滝上橋東約100m)・814>840・511P・854>906・宮ノ洞570mの二又(尾根取り付き)>1002・御殿山790mコブ・1030>1048・807P>1135・870m棚南西端・1225>1228・3等畑ヶ洞884.9M・1233>1247・林道出合(850m)>1317・杣路峠頂上(840m)>1329・尹良神社(810m)・1338>1412・林道出合(630m)・1418>1421・R153出合(中馬街道杣路峠起点)>1437・起点


御殿山は、愛知の標高第三位の天狗棚が、矢作川と支流の野入川の出合へと北へ落とす尾根の末端部を占める山で、根羽は月瀬、稲武は大野瀬に跨っているが、かつては大野瀬の信仰の山であった。後醍醐天皇の皇子宗良親王の御子尹良(ゆきよし)親王の屋敷が山中にあったことが山名由来だと、地元ではひそかに語られているが、これは怪しい。月待信仰があった塚(月)で、特に修験道が行われた山が、御殿山と呼ばれたということは、全国の御殿山同様、いまや山名由来の定説と言っても良く、この山の山頂部には、岩が累々としていて、修験道盛んなりし頃は、女人禁制であった。
 明治までは大野瀬周りの道がなく、月瀬と野入を結ぶ道は、この山の南東鞍部を越す杣路峠であった。江戸時代には、日に数十頭の中馬がリンリンと鈴を鳴らして越え、戦国時代には足助攻めの信玄を始め兵馬が越え、また時代はさらに遡って南北朝時代には前述の尹良親王が、御所貝津から浪合へと逃れる途上、この峠を越えていた。
 この山は、大野瀬は上柏洞511pから宮ノ洞に入り、途中から右岸の尾根を登って登頂すると、稜線伝いに3等畑ヶ洞884.9Mを経由して杣路峠に至り、これを野入へと下った。
 野入川に架かるR153滝上橋東約100mが起点。R153は、ここから滝上橋、滝中橋、滝下橋と連続するが、野入川はこの間激しく蛇行し、凄いゴルジュ。野入川を下ると、上柏洞のかかりでR153は前橋。ここから旧道に入って下ると、511Pへと渡る橋は、旧前橋(大正8年12月架橋)。以前、「星めぐりの町」(2018年1月上映開始)の撮影が、行われた所だとか・・・。
 511Pから支流の宮ノ洞に入ると、堰堤が連続し、最初の二又で破線をトレースした治山運搬道から離れて左又に入ると、直後の二又で谷を二分する尾根に、標識「御殿山 女人禁制」脇から取り付いたが、ここは堰堤工事最前線であった。北へ登り、ヒノキ林から間もなく自然林となると、670m辺りからは東側に大岩、小岩が犇めくようになり、滑らかな落ち葉の林床が広がると、大木が疎立。うっすらと霧が立ち込める中、最後に左山で巻くと、770m鞍部で県境稜線に出た。南東へこれを登ると、大木交じりの自然林となって、大岩、小岩、累々とする山頂となった。石垣の名残、祠跡、標識「風ノ神」等々、信仰の名残濃厚な山頂であった。
 県境を南東へ分けると、807Pからは全面ヒノキ林。二つの800mのコブ間、台地状の770m鞍部は、何かしら期待していたが、間伐材が放置された、殺伐としたところであった。二つ目の800mコブから南へ続くやせ尾根は、西側にガケ記号が連続していてどんなにすごいキレットかと、大いに期待していたが、単なるやせ尾根でガッカリ。このキレットからの中急登は、伐採地跡の幼、低木帯。藪っぽい所であったが、ここには尾根線、東側斜面に何条か踏み跡があった。登り詰めると、870m棚の南西端。西に開けていたが、視界を閉ざす白い霧。ここで昼食。
 3等三角点畑ヶ洞を往復後、尾根を南へ下って林道に出ると、これを辿って杣路峠へ。峠頂上は林道が切り通していて、峠の風情は微塵もなかったが、南西にわずかに左山で下った先、山手に馬頭観音があった。この先で右曲して右山となると、わずか先に「尹良神社」。脇に立つ大木は、根羽村指定天然記念物「尹良神社の大ブナ」であった。
 林道はなお、右山で延長されていたが、社殿向かい側から破線をトレースして峠道が出ていた。これを行くと、破線は曲線を描いているが、実際は破線に絡んで窪んだ道が、スギ林の中に続いた。最後に三枚の石の橋を渡り、苔生した丸木橋を渡ると、タマアジサイ咲く脇から林道に出て、これを下ると、大看板「中馬街道」脇からR153に出た。


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野入川を下って上柏洞に差し掛かると、旧道の路傍に石仏。


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大正8年12月架橋の旧前橋。以前、「星めぐりの町」の撮影が行われた所だとか・・・。


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標柱「御殿山 女人禁制」脇から尾根取り付き。


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予想外に美しい自然林の中を登る。


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そのうち東側に岩が累々。


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山頂が近づくと、霧が立ち込める。


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山頂は、岩累々とし、信仰の名残が濃厚。


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祠跡か・・・。


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御殿山山頂を発つ。


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はじめのうちは自然林が続いたが・・・。


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二つの800mコブ間の台地状の鞍部は・・・。


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伐採地跡を中急登。


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西へ開けた昼食ポイント(出発時)。


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3等三角点畑ヶ洞。


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大木を潜って杣路峠の頂上へ。


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峠の西側に馬頭観音。


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尹良神社。


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峠を下る。


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丸木橋を渡って林道へ。


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ここがぼくたちの登山口。
 

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