蕨沢ノ頭 1315M 3等蕨沢 妻籠(三留野) 山系・井出小路山>奥三界岳 2020.8.8.

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柿其橋から西の谷奥に蕨沢ノ頭。


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起点(4等岩倉946.9M南尾根710mの林道屈曲点西)・823>926・4等三角点岩倉・936>1015・1080mJCT・1018>1047・1180mJCT・1048>1101・新林道三叉路(1200m)・1105>1118・旧林道三叉路(1220m)・1123>1129・入渓点(1210m)>1233・ニセ山頂・1242>1249・3等三角点蕨沢1314.5M・1254>1259・ニセ山頂・1340>1409・入渓点>1412・旧林道三叉路・1414>1428・新林道三叉路・1433>1439・1180mJCT>1450・1080mJCT>1505・4等岩倉北西鞍部・1512>1544・起点


蕨沢ノ頭は、奥三界岳が、柿其川右岸に分派した尾根の末端部を占める山である。柿其橋から西を望むと、谷の奥に山体は大きく、高々と聳え、登高意欲を掻き立てるが、木曽の山は大抵が国有林で、密で丈高のササで覆われている。国有林の林道が山頂近くまで入っているので、これを使えば登頂も容易であるが、それでは登山にならない。
 この山は、岩倉川側から取り付くと、4等三角点岩倉946.6Mを経て、ワラビ沢右岸の尾根伝いに往復した。
 「岩倉川」の「川」の文字辺りに岩倉川に架かる橋があるが、この北詰から北東へ入る林道の左曲点わずか西の路肩広場が起点。西約50mに国有林のチェーンゲートがある。林道法面を避け、屈曲点から取り付くと、まず東ヒノキ間伐林、西自然林となったサコを北へ登り、間もなく西へシフトして自然林の南尾根に乗ると、国有林の歩道を辿って、やはり歩道が続くワラビ沢右岸の尾根に出た。この西わずか先に4等三角点岩倉。ここを訪れたのは、つい最近、6.27.であった。
 これを北西へ越すと、930mで鞍部。ヒノキ林の中、地図には現れていない階段状の尾根でじりじりと高度を上げると、970m辺りから西へ急登。1030m辺りから、北側が自然林となった。1080m辺りはジャンクションで、尾根が北北西へ向くと、ボロボロになった植栽防護用の金網柵が現れ、西側が中木のヒノキ植栽地、続いて伐採後の低、中木帯となって続いた。この辺り、路面に丈高のササがぽつぽつと生えていて、いつ刈り払いが終わりになりやしないかと、ハラハラドキドキ。歩道がなければ、登頂は困難であった。
 1180m辺りもジャンクション。ここでワラビ沢側から東尾根が出合うと、尾根が西向きとなり、北側が明るいヒノキ間伐林となった。右手前方、ワラビ沢源頭に山頂が覗いていたが、高く、そして遠かった。北へ特徴的な尾根を分けると、クマのベッド脇を通り、緑の梢のドームを潜っていくと、1200mの小台地で突然、地図にない林道の三叉路に跳び出した。左へ右山で下る道は、いったいどこへやら・・・。まっすぐ尾根を登る道は、1273Pへ。右へ左山で下る道は・・・、これが地図の林道に連結していると思った瞬間、登頂を確信した。「よし、これで見通しが立ったぞ!」、とぼく。「え~、なんで!」、と女房。
 1085mで旧林道に連結し、さらにひとしきり巻くと、1220mで三叉路となった。ここからは東へ大きく開けていたが、体験したことがない酷い霞みようで、下方に三其山818.1M、その奥に野尻城山がかろうじて望まれるだけで、中央アルプスは、影も形もなかった。二度とここへ来ることはないと思うと残念でならなかった。ぼくたちはまだ、登頂の成否を掛けて、山頂への取り付きを探さなければならなかった。
 結局、林道は左に入って初めての小沢に取り付くと、自然林の中、密で丈高のササ被る沢にチロチロと水流が・・・。1235mの二又は左に入ると、間もなく伏流となった所で沢を見限り、1255mで右岸尾根に乗った。これを北北東へササを分け登り、カエデが生える根上がりの巨大な切株脇から1270mで林道三叉路からの尾根に乗ったが、期待した踏み跡はなく、行く手の尾根をなお密で丈高のササが覆っていた。
 よろけながら、転びながら、喘ぎながら、所々編み込まれたようなササを分け登ると、ミズナラの大木脇を通った先、1310mで根上がりのウダイカンバ大木脇から稜線に出た。北東へ密で丈高のササを分けると、間もなくササが疎となって小台地に出た。ここが山頂とばかりに、まず蚊取り線香に火をつけて三角点を探し始めたが、すぐには見つからず・・・さては落ち葉に埋もれてしまったかと、辺りを見回すと、北に出ているはずの尾根はなく、なお北東へと尾根が続いていた。そしてその先にそれらしき盛り上がりが覗いていた。
 蚊取り線香は回収し、リュックを背負い、密で丈高のササを分けて猛進すると、そこは確かに山頂と思われたが、密で身の丈のササに覆われていてぼくたちの希望を打ち砕いた。女房がため息を突いてうなだれると、そのまなざしの先、分派する南東尾根の入口辺りのササの下に、偶然、苔に覆われた3等三角点蕨沢1314.5Mを発見した。即、踵を翻すと、偽山頂で昼食。帰路は往路を戻った。


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自然林の中、4等岩倉の南尾根を登る。


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4等三角点岩倉946.6M。


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3等三角点蕨沢を目指して、未体験ゾーンへ。


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大きな切株も・・・。


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1080mJCT。ここで左へ曲がる。


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東側が自然林となる。


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1180JCTを通過すると、北側が明るいヒノキ間伐林となり、行く手右、ワラビ沢源頭に山頂が覗く。


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梢の緑のドームを潜っていく。


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同上。


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林道から山頂を望む。


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旧林道の三叉路は、左へ。


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小沢に取り付く。


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この奥で林道三叉路からの尾根に乗る。


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ヒノキは大木も。


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この先で稜線へ。


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山頂の佇まい。


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戻って偽山頂で昼食。


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このウダイカンバ大木脇から稜線を離れる。


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丈高のササを分け下る。


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小谷を下る。


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林道が近づく。


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林道へ。


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新林道三叉路から再び樹林の中へ。


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1180mJCTから南南東へ。


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モミ大木脇を・・・。


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1080mJCT。


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起点まで戻る。疲れた~。











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