大桑城山 408M 2等 美濃(岩佐) 山系・能郷白山>左門岳 2020.12.26.

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360P東から370mコブと大桑城山の山頂(左奥)。


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武儀川流れ来し方に肩を張った大桑城山。前景は、山県高校。


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起点(234P西はじかみ谷川140mの二又)・833>841・廃林道起点>853・支谷140mの二又>941・はじかみ谷川左岸240m棚・950>1045・360P・1054>1119・370mコブ>1130・岩を抱く桜(370m鞍部)・1140>1155・2等三角点大桑城山407.5M・1312>1328・猿馬場(林道椿野はじかみ線登山口分岐)・1330>1450・林道椿野はじかみ線出合(190m)・1455>1508・起点

 大桑城山は、旧高富町大字大桑(おうが)の北側に、武儀川を背に立つ山で、山頂にはかつて山城があった。その大桑は、天文4年(1535年)、美濃国守護の土岐氏が守護所を設けた地で、城下町も整備され、土岐氏の拠点として栄えたが、その後居城の大桑城は、斉藤道三によって北側から攻め落とされた。
 前回(2009.11.22.)は、4歳8ヶ月の孫の遼汰を連れて南から登山道で往復したが、今回は、はじかみ谷川140mの二又を起点に、その歴史ある北側から、360Pを経て周回した。
 武儀川を挟んで佐野の西、はじかみ橋東詰からはじかみ谷川に入ると、直後、南東から釜洞が出合い、連続して西から「荷手」の谷が出合った。車はさらに上流の破線分岐、140mの二又に止めてここまで戻ると、被る小枝を分けて廃林道に入った。
 はじかみ谷川を左岸に渡ると、突き当りT字路に、「荷手 昭和62年」の立て看板。ここはこの脇から右に入って尾根を回り込むと、360P源頭の支谷に入ったが、間もなく左岸へと渡る所で寸断。転石伝いに渡り、左岸に復活した廃林道を行くと、間もなく140mの二又で廃林道が終っていた。ここは転石伝いに左又に入ると、一気に水流が細まり、勾配が増し、谷が深くなった。そして登るにつれて、小滝が連続。左に取り付くつもりであったが、崖状急斜面では取り付く島もなし。緊張の糸が、ピーンと張り詰めた。
 間もなく180mで二又となると、ここは崖記号が源頭の右又を分け、左又へ。即、その右岸の斜面状の尾根を、立ち木頼りによじ登り、自然林の中の240mの棚で、当面の目標の尾根に乗ってやれやれ。ここは東へと開けていたが、怪しげな雲が蠢き、縦並びの汾陽寺山、小知野権現山、天王山等々、望むべくもなし。
 南西へ登ると岩場。バンド伝いに登って岩場上端に出ると、ここも東へと開けていたが・・・。北側に崖記号が続く辺りは、その北側がヒノキ林となって、所々でコシダが群落。北西へ、西へと中急登し、300m辺りからまた西へ棚状となると、南側、深い谷の向こうに怪しげな雲を纏って不気味な双耳峰。大桑城山山頂部と北尾根の370mコブであった。岩場は基部を左から巻き登ると、やがて自然林のおだやかな尾根が北北西から出合う360P。
 驚いたことに、以降、南への尾根に踏み跡が続き、黄色ペンキ印がぼくたちを導いた。鞍部から直登ひとしきりで、あの不気味であった370mコブ。その南の鞍部となると、そこに武儀川断層破砕帯の露頭があって、脇に真新しい看板。そこに「岩を砕くサクラ 大桑古城山研究会」とあった。
 登り返して400m辺りで岩場となると、ここにも「大桑庭園」と書かれた同じ様式の看板があって東へと開けており、わずかに南へ登ると、そこに2等三角点大桑城山が埋まっていた。山頂部南東端には大桑城のミニチュア。南西から南東へとかけて大きく開けており、ここで昼食。途中、山城マニアらしき青年がやって来ると、続いて婦人の二人連れ。天候は、予報より悪く、往路で何度か霧雨に見舞われた。
 下山開始。帰路は、林道椿野はじかみ線の乗越へと登山道を辿ると、途中、猿馬場(350m鞍部)で左山で巻き下る登山道を右に分けた先で、ヒトツバが覆う地図にない岩コブ。地図の360mコブを南東へと越すと、東へ棚状に続く尾根の途中で岩場が立ちはだかったが、これはわずかな岩溝伝いにかろうじて越すと、東北東から北東へと岩交じりの棚状の尾根が続いた。途中、小岩の向こうに忘れ物のタオル。前々回の軍手もそうだが、こういうものに出会うと楽しい。そこに何かしらの物語を想像するから・・・。
 320mの棚端から北へ中急下降すると、全面ヒノキ林の中、300m辺りから続く岩場に立て看板「道三返しの岩」。これまでのものと同じ様式であった。自然林の中、260mの棚端で尾根が二分すると、左へ入って北へ棚状に辿ったが、230mの棚は、本ルート唯一の幼、低木の藪となって、けもの道すらなし。下り勾配が出ると、その藪もいくらか疎となり、北西へ尾根を中急下降すると、195mで法面上端となった。ここは法面上縁に沿って右へ下ると、最後に法面工事の作業路の名残を辿って、林道椿野はじかみ線に出た。


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廃林道は、二又手前で終わる。


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左又に入って攀じる。


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次の二又は左又へ入り、その右岸の斜面状の尾根を登る。


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漸く尾根に乗って、やれやれ。


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途中、岩場は、バンド伝いに登る。


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穏やかなところもある。


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この岩場は左から・・・。


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同上。


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360P東から山頂部を望む。左奥が山頂で、右手前が北尾根上の370mコブ。


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360Pが指呼の間。


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行く手に山頂部を眺めながら、360Pから南へ。


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鞍部は、すっきりとした自然林。


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370m鞍部には、武儀川断層破砕帯の露頭。脇に「岩を砕くサクラ」の立て看板が・・・。


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山頂直下、400m辺りは、岩の背が続く。


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2等三角点が埋まる、大桑城山の山頂。


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大桑城のミニチュア脇からの展望。


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ここで昼食。


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猿馬場で右に登山道を分けて、ヒトツバ覆う岩コブへ。


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その岩コブから南東へ開ける。


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岩交じりの穏やかな尾根。


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岩交じりの尾根を、ハラハラドキドキしながら行く。








 
 

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この記事へのコメント

2021年01月14日 21:12
あけましておめでとうございます
地元の猟師さんによると、・360から美山観光ヤナ辺りまで尾根上に踏み跡があるそうです。また今度行ってきます!
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2021年01月15日 10:06
もんりさん、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
美山観光やなは、はじかみ橋の武儀川わずか上流ですね~。
その道と言うのは、黄色ペンキが続く、あの道ということなんでしょうね。
360P北東には岩記号もあるし、おもしろいかも・・・。
西からの尾根は、長い岩記号があるので、次回はこれで周回を計画していますが、冬は、相戸岳北尾根の二の舞になりそうなので、晩秋にしようかと思っていますが・・・。
大桑城山の東面、北面は、七宗アルプス並に、こわ~いところでしたよ。
ぼくたちにとっては・・・の話ですけれども。