摺鉢山 797M 3等 妻籠(三留野) 山系・井出小路山>奥三界岳 2020.7.19.

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向粟田の馬頭観音脇から摺鉢山。


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起点(五宮社北の400P北約400mの破線分岐東約100m)・825>1006・滑滝落ち口600m地点・1014>1109・稜線770m地点・1111>1116・750m鞍部>1124・760m鞍部(古道分岐)・1128>1140・3等摺鉢山797.1M・1242>1252・760m鞍部(古道分岐)・1254>1341・520mの二又(堰堤バックウォーター)・1346>1406・起点


 摺鉢山は、伊勢山の南西尾根続きにあって、摺鉢状にせり上がった南木曽は田立の山である。みちの駅「賤母」から木曽川の対岸、田立集落の上にこの摺鉢山が、峨峨たる山稜の伊勢山の左手前に眺められることは、木曽の山に関心がある多くの人が、知るところであるが、登った人は、少なかろう。
 「植林多くて、山頂は藪」と、昔、この山を経由して伊勢山に登った友から報告があって、登山対象から外していたが、沢ルートならどうか・・・と、向粟田南から支谷を詰めて登頂した。
 五宮社の西側を北進し、400P北100m余りで左へ田立滝への道を分けると、約250m先で林道化した破線が、東へ分派。これに入ると、100m程先で左手に草原が、広がった。素晴らしい景観が広がっていて、摺鉢山が北東に頭を出し、その左の緩斜面に向粟田の集落が、のどかな佇まいを見せていた。ここが、起点。
 林道化した破線を東進すると、100m程先で道が、二分。右に分派する道の先には人家記号があるが、それらしきものは、見あたらず。以降、道が地道となり、草縁取り、草覆う林道形となると、北東へ谷に沿って続いた。破線は500m地点で終わっているが、林道形はなお続き、520m地点で突然堰堤が現れると、林道形もここで終わっていた。
 堰堤は右岸から越すと、バックウォーターがあった。そこは北西からと北北東からと二条、谷が出合う二又で、その上流側は「砂浜」となっていた。左又は610P東側を南流して来る谷で、堰堤が連続。これは分けて右又に入ると、スギ林の中、増水した沢沿いを遡ったが、590m辺りからは小さな落ち込み、小滝連続するゴルジュ。600m辺りから自然林となると、620m地点、幅広の滑滝落ち口で一休み。「面白過ぎる!」と女房。「予想外だったね!」とぼく。北北西から激しく崩落した支谷が出合い、行く手の谷を大岩が占拠していた。
 歩き始めると、女房が、その大岩背後で片足を股まで嵌った。入口が、落ち葉で蓋をされた落とし穴だったのである。700m辺りからスギ林となり、谷が北東へ、東へと向くと、730m辺りで目の前に壁が迫って、伏流となった。北へ攀じれば目標とした750m鞍部であったが、とんでもない急斜面。ここは稚樹、倒木頼りに東へ谷身らしきところをよじ登り、右山で北へ巻くと、770mで稜線に出た。
 モミ、コナラ等、自然林の中、稜線には踏み跡が付いており、これを辿って西へ下ると、750mで目標とした鞍部となった。北、梢越しに、木曽田立の滝最上部の不動岩(黒岩)。疎な小笹の林床となった自然林の中、棚状の尾根を西進すると、760mでまた鞍部。ここには南西から窪んだ道が出合っていた。これは帰路として、滑らかな落ち葉の林床の自然林の中、広い尾根を西へゆるゆる登ると、立ち枯れの大木脇から山頂台地に出た。モミ大木交じりの自然林の中、藪はなく、三角点発見は容易であったが、驚いたことに、脇に金属製の立派な山名板が立ち、そこに「摺鉢山 797.1M 2020」と金属板を盛り上げて文字が記されていた。ここで昼食。
 帰路は、760m鞍部から自然林の中、前述の窪んだ道を辿った。所々で小笹が林床を覆うと、730m辺りから谷側がヒノキ林となり、700m辺りで南に尾根が発生すると、これに絡んで下った先、660m辺りの小台地で、右後方へ右山で巻き下る道が分派。610P北で破線に出ると思われたこの道は分け、東ヒノキ林、西自然林でなお南尾根に絡んで窪んだ道を辿ったが、分岐以降は終始、膝から腿丈のササに覆われていた。ところどころで足元に倒木がある、この不快な道が終ると、バックウォーターで二又。堰堤を越し、往路を戻った。
 田立でも6月に、お年寄りがクマに襲われて亡くなったので、山中、時々大声で連呼。単独行ではこれも、なかなか難しいとは思うが・・・。


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摺鉢山を正面に、向粟田の田園地帯を行く。


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起点の草原。


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堰堤を越え、右又へ。


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しだいにV字谷となる。


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滑滝を登る。


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谷を占拠する大岩脇を登る。


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大岩脇を登る。


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稜線を西へ。


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750m鞍部。


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古道分岐の760m鞍部から山頂へ。


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山頂が近づくと、モミ大木が散見。


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立ち枯れ大木脇から山頂台地へ。


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びっくり仰天!三角点脇に2020年製の立派な山名板。いったいどんな人が、これを・・・。


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山頂で昼食。


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760m鞍部から古道に入る。


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古道を下る。


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660m辺りの小台地。ここで右に巻道が分派。


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膝から腿丈のササに覆われた古道を行く。


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所々足元に倒木が隠れている不快な道となる。


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バックウォーターで二又に出る。


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草覆う林道形を帰る。









 

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