宮沢川の炭焼き道 1170M 時又(山田河内) 山系・恵那山>亀沢山 2020.8.29.

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帰路。フリーハンドで往路は越えたのに、ロープを出して下った。


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起点(標柱「林道宮沢線起点」)・843>858・標柱「林道宮沢線終点」>910・廃林道終点・913>939・895mの二又>1015・二条滝下流の広河原(930m)・1026>1108・1005mの二又・1116>1144・1055mの二又>1155・1095mの変則三又・1201>1238・馬頭観音(1170m鞍部)・1330>1345・1230P>1415・1250コブ(広場)・1421>1528・1025m棚・1537>1556・左又出合(910m)>1557・左又入口の滝・1620>1636・標柱「林道宮沢線終点」>1643・起点


 宮沢川は、下條山脈の盟主亀沢山を源頭とし、阿南和合は宮沢で出合う和知野川の支流である。昔、この宮沢川に下條と往来する峠があり、その名残の馬頭観音が、汗馬山1255p、1230P間の鞍部にあるが、その鞍部を源頭として西流する支谷に炭焼き窯跡がある。すなわち、峠は、炭焼きの通い道でもあったのである。
 和知野川流域は、山ヒルとは無縁の花崗岩。炭焼き道であれば、沢装備不要なので、大いに期待して入渓した。起点は、標柱「林道宮沢線 起点」。前回、2003.12.28.には、標柱「林道宮沢線 終点」まで乗り入れられたが、17年の歳月はさすがに長かった。既に釣り人のものと思しき車が、1台あった。
 轍が残る、草覆う林道を行くと、「終点」の草広場から先は、廃林道。前回これは、開削したばかりであった。これが南東からの支谷出合付近で終わると川原に出たが、行く手上流には越えられそうにない滝。ここは転石伝いに渡渉すると、対岸のヒノキ林の中に造林作業が・・・。これで滝は高巻くと、間もなく895mで二又。左又が本谷であったが、入口には落差こそ小さいが、迫力の滝。これは滝の右側に活路を見出して落ち口に出ると、以降、自然林の中に広河原となって、所々に小滝、滑、小さな落ち込み。
 1005mの二又は右又に入ると、連続して1015mでまた二又。東からの右又を分けて左又に入ると、間もなく行く手岩陰に釣り人。豊橋の人で、「この先、どこへ出るんですか?」と彼。「いや、峠の馬頭観音へ・・・」とぼくたち。彼は、「釣れなくなったら帰る」のだとか・・・。恐るべし、釣り人。それに比べて、藪山登りの軟弱なこと。
 この先1055mの二又は、汗馬山西を南流する左又を分け、東からの右又へ。すると、水量が減じ、勾配が強いV字谷。1095mで変則の三又となると、右又入口には紐のような小滝。中又は入口が崩落し、左又は、穏やかな、枯れたV字谷。ここはまず右又に入った後、中又とを分ける尾根に乗ると、明瞭な道が付いており、ブナ、シラカバ交じりの美しい自然林の中、これを辿ると、1105m地点に大きな炭焼き窯跡があった。
 この奥で中又の谷身に出ると、1140m辺りから源頭の装いとなって、滑らかな落ち葉の林床が広がると、水流ももう青息吐息。最後にヌタ場脇を通ると、1170mで1230P北北西鞍部に出て、下條、阿南境界をゆるりと北へ登り、ゆるりと西へ下ると、ヒノキ大木脇に馬頭観音がうつ伏せに倒れていた。仰向けにすると、文字は筆記体で「馬頭観世音」。2004.12.23.、下條山脈縦走時に訪ねた時、これは起きていて、その存在に気が付いたが、2016.7.10.、南の沢川周回時に訪ねた時にはこれは、今回同様、うつ伏せに倒れていた。皆、日本アルプスにでも行ってしまうのか、それとも人に拓いてもらった道でしか山に登らないのか、ここを通る人はいないらしい。ここで昼食。
 モミ、ツガ、ミズナラ、ブナ等々、大木交じりの自然林の中、帰路は、1230P経由で境界尾根を南進し、南の沢川ノ頭1254P北西の、広場となった1250mコブから尾根を西に入ると、自然林の中に道が続いたが、1190mコブから南に入ると、林下が丈高の枯れササとなって、踏み跡すらなし。だが、それも、1110mの棚端までで、1060m辺りからは里山然としてアカマツが多くなった。1030m地点には罠。
 尾根は最後に崖となって、895mの二又には降りられず、摺り下って左又の谷身に降り立つと、なんと、すっかり忘れてしまっていたが、そこは難儀して越えた左又入口の滝の落ち口わずか上流であった。同じ滝でも登りと下りでは難易度に雲泥の差。ここはロープを出したが、20分余りも時間を消費した。結果論、ロープは出すまでもなかったが・・・。
 起点まで戻ると、峠の情報をもたらした双葉くんに報告すべく、今回もまた和合は日影の井上家を訪ねた。日影はどん詰まりの里。南、黄金の稲穂が揺れる向こう、和知野川が流れ行く先にせいきらし山が、斜光線を受けて浮かんでいた。


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ここが起点。脇に標柱「林道宮沢線 起点」が立つ。


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廃林道が終り、川原に出ると、上流に越えられそうにない滝が覗く。


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その滝のアップ。


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895m二又の左又入口の滝。


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この滝は、右側から越す。


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次は、二条の滝。


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滑もある。


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うねる多段の滝。


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滑滝もある。


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谷は広河原だが、奥には右にも左にも滝がある。


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狭い所も・・・。


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岩に樹影が・・・。


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釣り人に追いつく。


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1055m二又は右又へ。水流が減じ、勾配が強いV字谷となる。


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1095mで変則三又。右上に右又入口の、紐のような滝が覗く。


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入口が崩壊した中又。


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右又、中又を分ける尾根に、炭焼き窯跡。


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この先から源流の装いとなる。


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ヒノキ大木脇に馬頭観音。うつ伏せになっていたのを起こす。


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うつ伏せになっていたのを起こすと、筆記体で「馬頭観世音」の文字。


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1230Pへ。


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下條、阿南境界には道が続く。


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1250mコブの広場から尾根を西へ。こちらにも、踏み跡があるが・・・。


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895m二又の左又入口の滝落ち口。


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その二又を後にする。


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日影はどん詰まりの里。南、黄金の稲穂の向こう、和知野川流れ行く先に浮かぶせいきらし山1292P(左奥)。右手前は、丸山北東尾根の1219P。
 


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