番外2・中小屋頭 1526M 3等 妻籠(兀岳) 山系・空木岳>安平路山 2020.10.31.

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大平県有林の歩道が付いた猿小屋沢は、小規模ではあったが、予想外に滝が多かった。


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起点(林道大平中央線起点南東約100mの路肩スペース)・820>822・林道大平中央線起点>830・大平県有林歩道第2号起点(猿小屋沢出合/1260m)・834>955・1385mの三又(歩道2号、歩道16号連結点)・1000>1033・1520mの棚状コブ南端・1128>1133・3等三角点中小屋1525.5M・1135>1203・1358P>1208・林道大平中央線出合(1320m)・1210>1243・歩道2号起点>1251・林道大平中央線起点・1252>1254・起点


 摺古木山を源頭として南流する東沢は、大平で右岸に奥石沢川を合わせて黒川となるが、中小屋頭は、その奥石沢川左岸にあって、山頂が、支流中小屋沢の源頭であることからこの名がある。
 この山は、大平区の集団移住を機に長野県が購入し、S.45.11.6.に創設した大平県有林の歩道を使って過去二度、訪れたが、最終回となる今回もまた、それを使って訪れた。奥石岳1628pを源頭として南流する鳥小屋沢の東、1683Pを源頭として南流する沢は、猿小屋沢であるが、県有林の歩道2号、16号でこれを遡って登頂すると、帰路は南尾根に歩道3号を辿って1358Pを南西に越し、林道大平中央線に出ると、それを起点まで辿って、K8に出た。参考書は、ブログ「山だもんね」の2018.10.8.の記録。
 起点は、奥石沢川と猿小屋沢の出合の北西約80mの路肩スペース。北西約100mの林道大平中央線起点からこれを辿ると、間もなく歩道2号に入り、密で身の丈有余のササに覆われたカラマツ林の中、猿小屋沢を遡った。すると、いきなりその根で岩を抱えたヒノキ大木が連続し、1285m辺りで岩が累々としたところを通過すると、行く手に滑滝が覗き、期待と不安が交錯する、沢遡上時独特の気分に支配されていった。1290mでその釜となると、以降、滑、滑滝、大滝、小滝、樋状の滝、小さな落ち込み等々が連続したが、歩道を辿っていては埒が開かず、いちいち藪を分けて谷身に降りた。だが、岩は滑りに滑り、小滝と言えども登ることは困難であった。
 やがて1385mで三又となると、そこから歩道がなぜか16号となり、1400mの二又は右又へ、1420mの最後の二又も右又に入ると、水流が青息吐息となり、1450m辺りから錦繍の自然林となった。そして1460mで右曲して沢を離れると、大きく雷光形を切って微細な西尾根を登り、1500mでなだらかな南西尾根、猿小屋沢左岸の尾根に乗ってこれを登ると、1520mコブ南端で、入橋沢との分水界に出た。路面を真紅に染め上げた、コミネカエデ、コハウチワカエデ競演の、錦繍の自然林の中、ぼくたちを魅了して止まない中央アルプスの稜線を樹間に眺めながら、この日はここで昼食とした。寝転んでまなざす先、鮮紅色の梢の先に、紺碧の空。
 帰路は、前回同様、3等中小屋から南尾根に歩道3号を下って1358Pを南西に越し、林道大平中央線に出た。前回はこれを横断し、なお歩道3号を辿って中小屋に出たが、今回は、この廃林道を起点まで辿った。途中、東へと大きく開け、鳩打峠の奥に南アルプス主稜が眺められて、この山で初めて溜飲を下げた。


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林道から歩道2号へ。


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岩をその根で抱くヒノキ大木が連続。


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最初の(多段の)滝。


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同上。歩道を歩いていては滝を楽しめず、いちいち藪を分けて谷身に出る。


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歩道は途切れがち。


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小滝を高巻く。ここにトラロープ。


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樋状の滝も・・・。


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猿小屋沢最大の滝。


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その落ち口付近から上流側を望む。


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同上ポイントから落ち口側を望む。


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小さな落ち込みもある。


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夥しい数の栃の落ち葉を踏んで・・・。


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小さな落ち込みが連続。


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滑も・・・。


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三又からなぜか歩道が16号となると、水流も細まり、やがて色づいた自然林の中となる。


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この先から右曲して、谷を離れる。


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猿小屋沢左岸の尾根に乗って登る。


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入橋沢との分水界に出ると、錦繍の自然林の中で昼食。


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歩き始めると、樹間越し、名残惜し気に中央アルプスの稜線を眺める。


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倒木越しに、中小屋頭からの尾根続き、中央アルプスの稜線を眺める。


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同上。白い幹は、すべてダケカンバ。


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山頂から南尾根に歩道3号を下ると、途中、兀岳と夏焼山へと開ける。


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林道大平中央線を行く。


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途中、来し方に中小屋頭。


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兀岳を行く手に眺めながら、なお林道を行く。


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途中、東に開けると、鳩打峠の奥に南アルプス。右は坊主ヶ城(別称・高鳥屋山)。


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起点まで戻ると、脇のマユミに実がたわわ。



 

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