三郎沢ノ頭 1558M 2等 木曽福島(御岳高原) 山系・御嶽山>剣ヶ峰 2020.11.8. 

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戻って、車で林道三郎沢線を行く。


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起点2(溜池北西端/1185m地点)・1036>1053・1290Pへの枝林道分岐(1245m)>1121・三郎沢入渓点(1320m)>1235・南東尾根出合(1475m地点の根返しの倒木)>1300・王滝、三岳境界出合(1520m)>1324・2等三角点三郎沢1558.2M・1411>1424・王滝、三岳境界出合(1520m)>1436・往路分岐(根返しの倒木)>1453・枝林道出合(1395mの終点)・1501>1520・枝林道、林道三郎沢線分岐>1548・1290Pへの枝林道分岐>1557・起点2


 三郎沢ノ頭は、御嶽剣ヶ峰が三笠山を経て、王滝川と西野川の出合へと、南東に分派した尾根の末端部を占める大きな山である。その南東面、ゴルフ場を除いた部分が、S.47.3.29創設の三岳県有林で、現在、長野県林業大学校の演習林に活用されているほか、同行主催の公開講座の会場として利用されている。
 点の記によれば、山頂付近から南に分派した、王滝、三岳境界には山道があるということなので、ゴルフ場を取り囲むように敷設された林道三郎沢線からそれを使って訪ねることにしたが、林道から境界線に至る歩道がなく、結局、三郎沢を源頭付近まで遡上した後、密で丈高のササを分けて、登頂した。帰路は、ササのない左岸の尾根を下ると、途中、地図にない枝林道に出た。
 起点第一は、境界尾根1280P東の枝林道分岐(1115m)。枝林道を谷に沿って北西へ遡り、分岐は右に入って左山で辿ると、地図の通り終点となったが、その後歩道はなく、見渡す限り、密で丈高のササに覆われていた。これでは境界に作業路は期待できず、戻って林道三郎沢線を車でさらに遡った。
 起点第2の溜池北西端(1185m)から、土が流出して水路の土管が剥き出した所を跨いで歩き始めたのは、90分後の10時36分。このところ、番外の山が続いたためか、「初めての山は、やっぱり新鮮やね~」と女房。数十メートル先でチェーンのゲート脇をすり抜け、1290Pへと枝林道が右に分派したところの橋で、三郎沢を右岸へ渡ると、美しく色づいた自然林の中となった。この先でS字形を描いて高度を上げると、1325m地点に「京都大学防災研究所地震予知研究センター」設置の地震計。この奥で三郎沢に入渓した。
 見回せば、一帯は、密で丈高のササで覆われていたが、谷身だけはかろうじてそれから免れ、まるでぼくたちを導くかのように、水流が剥き出していた。だがそれも束の間のことで、1325mの二又で北からの右又を分け、左又に入って北西に遡ると、水流が細まり、所々でササが被るようになった。1350mの二又は、北西へ並行するように沢が二分。ここも左又に入ると、左岸がカラマツ林となり、ササも密で丈高。株立のサワグルミ脇を通過すると、1410m辺りから伏流となり、本谷の谷身を見失って途方に暮れかけた。以降、編み込まれたようなササを押し分けて前進したが、谷とあって足元悪く、消耗激しく、そのうち藪の向こうを窺うと、左岸にササのない斜面が覗いた。1440mで谷線を見限り、比高数メートル攀じると、その落ち葉の斜面に跳び出した。カラマツ林の中、これを北東へ登ると、1475m地点の根返しの倒木脇で、南東尾根に乗ったが、これは、入渓点上流の二又へと落ちる尾根であった。
 右、自然林、左カラマツ林でこれを登ると、1490mの棚のかかりに株立のミズナラ。ここからまた密で丈高のササを分け登ると、1520m辺りで南からの王滝、三岳境界に出た。わずか南に小岩がいくつかササの上に出ていたが、山頂は北へ。棚奥から登り勾配が出ると、王滝側はササが薄く、ダケカンバ疎立する中を登って山頂稜線に出ると、西野川側が浦沢国有林の自然林。脇の木立にその境界見出し標があった。
 胸丈ほどのササを分けて西進すると、いくつかの小岩がササの上に頭を出し、倒木を掻い潜って一段登ると、小岩に囲まれた落ち葉のスポットで山頂となったが、そこに三角点はなく、周りを密で丈高のササが、囲んでいた。ここで昼食。北西に立ち枯れの木立が林立し、その向こうに巨大な御嶽が覗いていた。食後、おもむろに三角点を探してみると、手前の立ち枯れの木の脇で、ササに埋もれた南向きの2等三角点三郎沢1558.2Mを、女房が偶然、発見。誰もここを訪ねた形跡がない、爽やかな山頂であった。
 下山開始。安息の帰路は、まだ確保されていなかったが、三角点発見で、気分は高揚していた。王滝、三岳境界から南東へ離れると、株立のミズナラ脇を通過後は、谷への往路を右へ分けて、そのまま落ち葉の南東尾根を・・・。「往路もこれにすればよかったね~」とか言って、苦笑しながら下ると、1400m辺りで地図にない枝林道に出た。黄金色に染まるカラマツ林の中、これを下ると、入渓点東約250mの所で林道三郎沢線に出た。


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1290Pへの枝林道を右に分けると、三郎沢を右岸へ。


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「県有林」の立て看板を見ると、林床は落ち葉で滑らかとなり、気分もルンルン。


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この先から大きくS字形を切って高度を上げる。


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三郎沢を遡る。


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株立のサワグルミ脇を通過。


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沢を見限って尾根を登るが、落ち葉の林床も束の間のことで、腰から胸丈のササを分けて登る。


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王滝、三岳境界を北に入ると、登り勾配が出る辺りから、王滝側のササがいくらか疎となる。


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山頂稜線を西進。


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小岩に囲まれた落ち葉のスポットから西北西2.6Mの立ち枯れの木の脇に、ササに埋もれて南向きに埋まる2等三角点三郎沢を偶然女房が発見。


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その三角点。


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すっきりとした三角点。二等の文字もくっきり。


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下山開始。三角点発見で、気分も高揚。マーキングの仕方で、入山者が誰か分かるらしいので、気をつけねば・・・。


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山頂稜線を東進。


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尾根を下ると、左後方(画像では右後方)からの道に出る。


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「往路もこれにすればよかったね~」と、苦笑しながら下る。


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地図にない枝林道終点(左)へと、法面を摺り下る。


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美しく落ち葉が散り敷いた枝林道を行く。


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S字形は、ショートカット。ここを下りかけて足が痙攣した女房は、そのまま林道をトレース。


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チェーンゲートを跨ぐと、起点2はすぐそこ。


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この記事へのコメント

舘澤省吾
2020年11月12日 20:34
激藪の独自ルートをいつも参考に拝見しております。
今年4月、三郎沢三角点の東尾根に御料局三角点が埋設されているのを確認するため、林道分岐から地図に載っていない林道を進んで、取り付き地点まで行き、
北斜面を登って、1512mの左側小高いところに着きました。そこの尾根を右左と
探しましたが笹に覆われているため見つかりませんでした。
先日、奥峰、昨年は高曽根山を参照し、確認して来ました。
これからも、御料局三角点に出会いましたら、掲載をお願いします。
float cloud
2020年11月13日 11:06
館澤さん、嬉しいコメントをありがとうございました。
この日、当初は、その1512P経由で周回の予定でしたが、
とんでもないササで、三角点三郎沢までがようやくのことでした。
国土地理院の地図に表示がない御料局三角点の発見は、笹原となれば、至難の技でしょうね。林野庁のHPに、国有林の図面はあるのでしょうが・・・。
それにしても、マニアックさ加減が、半端じゃないですね。
凄い!の一語です。
明日(11.15、)は、1512Pの延長の4等羽入1283.7M、その南の3等和田1251.2Mを訪ねる計画をしていますが、もしかしたら、御料局三角点、あるかもしれませんね。
舘澤省吾
2020年11月13日 16:40
羽入集落から、尾根までは快適に登ることが出来ました
そこから、1466m手前に宮標石がありましたが1466mからは、笹薮でしたので
引き返しました。
そこため、三郎沢三角点方面から、探しに登りましたが見つかりませんでした
国有林地図に、1512mより、西側の小高い地点です
三郎沢三角点の初期の点の記に、御料局三角点大澤速點「本点ヲ距ル東〇五六十米突」と記載されて
おります。
float cloud
2020年11月14日 20:14
館澤さん、こんばんは~。
コメントをありがとうございました。
1512P西約100mの地点に御料局三角点、
と言うことですね。
三岳県有林側から長野県林業大学校の枝林道が、かなり多く出ているそうですので、そちら側から入山したらどうでしょうか・・・。
ところで本日は、予定通り、3等三角点和田を訪ねて来ましたが、
予想的中、三角点東尾根、1230m地点に関電の反射板、その東1220m地点に西向きの御料局三角点(東面は「三」の文字のみ)がありました。
取り付きは、)1065P南東(和田砦北西)の破線分岐。
美しい雑木の林が続き、反射板からは中央アルプス、三角点からは、樹間に巨大な御嶽が望めましたよ。
舘澤省吾
2020年11月16日 15:50
和田三角点の東方に、御料局三角点が埋設されているコメントありがとうございました。
この件をブログには掲載されないでしょうか
float cloud
2020年11月16日 19:39
舘澤さん、こんばんは~。
お返事をありがとうございました。
火曜か、水曜には、3等和田の記事を掲載するつもりでいます。
「舘」の文字が、これまで間違っていましたね、すみません。