宇斗股 1126M 3等 八幡(門原) 山系・能郷白山>平家岳 2021.4.10.

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ヤマグルマの大木。根はヒノキ。


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起点(林道根倉線590m地点の倒木)・800>823・林道根倉二ノ又線分岐・826>906・699Pの二又(堰堤)・919>1103・950mJCT・1116>1220・県境1110mコブ・1225>1240・3等三角点宇斗股1126.4M・1334>1500・699Pの二又・1507>1551・起点


 宇斗股は、「山の奥深い所の二又」の意。根倉谷は、荷暮の集落から入って最初の二又が一ノ又で、順次上流に二ノ又、三ノ又と続き、四ノ又に相当する699Pの二又が最後の二又。これが宇斗股と思うがどうか・・・。
 除雪がされない林道荷暮線に雪融けが進むと、箱ヶ瀬の冬期ゲートがそっと開放されて、季節集落荷暮に旧村民がやって来る。前週は、荷暮から荷暮川、根倉谷と連続して渡った所に車を停めて、中山を往復したが、今回は、根倉谷の源頭の一角を占める宇斗股へ。最高点には、同名の3等三角点が埋設されている。
 箱ヶ瀬から早春の荷暮に入ると、「先週も来ませんでしたか?」と、このところ何年かここへ通っている釣り人に話しかけられた。彼の車について行くと、一ノ又出合約300m先で、倒木により通行不能。ここを起点に、釣りの準備を始めた彼に先行して出発した。
 スギ林の中、荒れた林道を行くと、所々で群落して咲くセリバオウレンとミヤマカタバミ。北からの支谷出合には、ハルトラノオが数株咲いていた。二ノ又へ林道根倉二又線を分け、三ノ又を渡って中山山頂を源頭とする大きな支谷が南西から出合うと、早春の自然林の中に林道が続いた。谷が東南東へ向くと、せせらぎだった根倉谷が、一転してゴルジュとなり、南から小滝を架けて支谷が出合うと、東へと向いたところで699P。根倉谷には堰堤があった。この上流が、四つ目の二又、すなわち宇斗股で、明るく見通しの良い、それでいて山深く、桃源郷のような場所であった。右又にはかつて、仏峠、白木峠へと繋がる牧尾峠が入っていたはずであったが、今はもう現存せず。
 転石伝いに本流である左又を渡ると、川原を少し歩いた先で谷を二分する尾根に取り付いたが、これが激急登。伐採後、放置された稚樹、幼木帯に錯綜する踏み跡を拾って比高約50mをよじ登ると、コウヤマキ脇から低、中木帯となって薮っぽさもうすれ、勾配もやや緩み、林下にイワナシ、イワウチワ咲くのが散見。中空では、ムシカリが咲き始め、タムシバが咲き終わっていた。800m辺りからブナ交じりとなると、880m辺りから、地を這うようにヤマグルマが生える920m辺りにかけては、広くなだらかな尾根にブナ大木点在する別天地。幹の途中に大きなウロがある大木脇を通過すると、漸く950mのジャンクション。振り向くと、来し方に、澄み切った青空を背景に、斑雪の荒島岳が大きく迫り上がり、樹間越し南西に大山塊の滝波山。
 970mで棚に出ると、行く手に稜線とその右に山頂が一段と近づき、1000m辺りからブナ林となると、来し方、中山の左奥に平家岳と小平家が迫り上がっていた。1050m地点には不思議な大木。よくよく見れば、幹はヤマグルマで根はヒノキであった。1070m辺りからブナの疎林となると、稜線直下ではミズナラの根元からブナが放射状に広がる奇怪木。1010mコブで県境に出ると、北へ雪の帯。ここからは東に御嶽、乗鞍。樹間越し北、赤樽山の奥に白山が望まれた。
 ブナ大木疎立する中、県境を南へと下ると、1000m鞍部はヌタ場跡が占拠。大木交じりの自然林の中、藪っぽくなった県境を南へと登ると、南へと棚状に続く途中で、南向きに埋まる3等三角点宇斗股1126.4Mを発見。ここは小広く刈り払われていて、それは少し辿ってみたが、県境を南へと下っていた。東眼下に内ヶ谷の広大な植林地。その奥に噴煙を上げて御嶽が浮かんでいた。ここで昼食。山名板もなければ、マーキング類も一切ない山頂であったが、ただ一人、ポッキーさんだけが、ぼくたちとおなじ699Pから訪ねていた。
 帰路は往路を戻ったが、699Pまで戻って気が付いた、左又わずか上流から、滑らかな落ち葉の林床に、右山で巻き登る有力な山道の存在に・・・。


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荷暮から根倉谷を林道で遡る。


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699Pの二又で、本流の左又を渡る。


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稚樹、幼木帯を激登りすると、幼、低木帯となって、薮も薄くなる。


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中木林となると、林床もすっきり。


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やがてブナ交じりとなる。


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地を這うヤマグルマ。


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幹の途中に大きなウロがある大木脇を通過。


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またヤマグルマ。


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ブナが多くなると・・・。


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来し方に、斑雪の荒島岳。


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ヤマグルマの根は、ヒノキ。


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同上。


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同上。


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稜線が近づくと、右に山頂が・・・。


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県境稜線に出る(右から来た)。


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県境稜線には、雪の帯があった(北を望む)。


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ブナ大木疎立する中、県境稜線を南へ。


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山頂との鞍部は、ヌタ場跡(手前)が占拠。


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3等三角点宇斗股から南を望む。


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三角点から東に御嶽。


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下山開始。鞍部へ。


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鞍部からは右山で往路へ。


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往路から、中山の東、牧尾峠付近を望む。


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往路から、右又左岸の尾根を望む。


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699P二又まで戻る。


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スギ林の中の林道脇に咲くハルトラノオ。







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