番外・井山 1195M 根羽(根羽) 山系・茶臼山 2020.7.12.

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異常に長く降り続いた大雨が止んだ翌日、増水した柴沢を行く。


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起点(和合橋東詰/したらの里南西端/650m地点)・837>1005・支谷、茶臼山高原道路(K507)出合・1009>1013・柴沢、茶臼山高原道路出合>1031・中電豊根幹線鉄塔37巡視路起点>1100・940mの二又・1121>1220・1130m鞍部(設楽、稲武境界)・1222>1240・井山1195P・1342>1436・967P>1442・鉄塔37・1458>1517・鉄塔37巡視路起点(柴沢出合)>1527・柴沢、茶臼山高原道路出合>1531・支谷、茶臼山高原道路出合>1615・起点


 井山は、茶臼山、萩太郎山に次ぐ奥三河第三位の高峰天狗棚と、面の木峠を挟んで西に対峙するなだらかな山で、かつて山頂部に面の木牧場が拓かれていたが、2005年の二月、そこに面の木風力発電所の風車が三基建設され、現在もそれが、伊吹おろしを受けて回っている。
 この山は、稀に見る大雪直後の2001.1.28.、月ヶ平937.7M南の井山川の畔、792Pから1062Pを経て尾根通しで、立ち込める霧の中を往復したが、今回は、本洞川支流の柴沢を遡って登頂した。参考書は、ブログ「山だもんね」の2020.6.3.の記録。
 茶臼山高原道路(k507)の設楽側の起点、みちの駅「アグリステーションなくら」南東から田園地帯の中、本洞川を遡ると、川口で岩伏山の東側から天皇沢が出合い、地図にその名はないが、間もなく和合で本洞川に架かる和合橋。このわずか先で道が二分すると、そこが「したらの里」(現在閉鎖中)南西端の草地の広場で、ここが起点。
 和合橋を渡り返し、西詰からスギ林の中、上流へと分派する林道形に入ると、これは破線をトレースしており、761Pの南尾根を回り込むと、支流の柴沢へと入った。
 間もなく761P東側、丸木橋で左岸へ渡ると、林道形もどうやらここまでのようで、東からの尾根で谷が押し曲げられると、760m辺りまであるかなきかの踏み跡を拾って、マツカゼソウが群落する崩落地跡の高巻となった。近年稀にみる豪雨が続いた翌日とあって、左下方にゴーゴーと轟く奔流柴沢。東から急な支谷が出合い、茶臼山高原道路の橋も間近となると、左岸が激しく崩落し、右岸は崖状斜面。ここはその東からの支谷を登って茶臼山高原道路に出ると、左に入って右岸から再び柴沢へ。
 柴沢に結構な滝を俯瞰しながらヒノキ林の中、造林作業路を行くと、送電線を潜った先で、東からの美しい自然林の支谷へ中電豊根幹線鉄塔37の巡視路が、丸木橋を渡って分派。帰路は、鉄塔37からここへ降りて来ることにして、なお造林作業路で遡ると、やがて炭焼き窯跡脇を通過した先、940mで二又。もの皆苔生した右又に入った所で休憩とした。
 ここから渓相が俄然良くなって、トチバニンジンが蕾を膨らませ、シソバタツナミが可憐に咲く脇を通って行くと、1050m辺りで南東から同格の、美しい自然林の支谷が出合ったが、これがブログ「山だもんね」のレイさんのルート。ぼくたちは、ここは左又に入り、北東へ登ると、1080m辺りから所々でバイケイソウが群落して咲き、1115mで伏流となると、ブナ大木疎立する中を登った先、1130mで設楽、稲武境界の鞍部に出た。
 以降、名古屋市稲武野外教育センターが敷設した遊歩道。うっすらと霧が立ち込める中、これを南に登ると、霧の中から忽然と風車群、そして電波塔群が現れ、境界から離れ、草原の丘を西へゆるゆる登ると、素朴なベンチがいくつかある1195P、井山山頂となった。霧が頭上を激しく流れていたが、その下に1点360度の展望が広がっていた。目標の鉄塔37を見定めておいてから、ここで昼食。帰り支度を終えると、面の木園地から一組の夫妻が、安城からだと言いながらやって来て、そして言った「先程、高原道路を歩いてませんでしたか?」と。あまりの偶然に驚いて、ひとしきり談笑後、「あの鉄塔目指して下るんですよ~」とか言いながら、破線が付いた尾根に入って、この夫妻と別れた。
 左の谷は、しばらくの間、崩落地が続き、尾根線は、その間カヤト。所々で錆びついて綻びた牧柵も散見。1160m辺りからは樹林の中。1140m地点には、なんと、墜落したグライダー。その翼には、「Fennel」の文字。1100m辺りからヒノキ林の中となったが、1060m辺りから西側が、1030m辺りから全面自然林となると、尾根が西に向いて明瞭となった1000m辺りからは、ブナ、モミ等、大木が点在。北に俯瞰する谷は、美しい自然林であった。967Pを通過すると、間もなく目標とした鉄塔37。ここで焼きおにぎりを食べながら休憩。「きょうは、井山も別物だったよね~」と、笑い合った。
 標柱はあったが、鉄塔38へは来し方を示すだけでよくわからず、仕方がないので967Pわずか西まで戻り、右自然林、左ヒノキ林の微細な尾根を、北へ、北西へと下り、880m辺りで東からの美しい自然林の谷、「山だもんね」でレイさんが、途中、ルートを逸れて、逍遥した谷に出た。標柱脇を通り、トリカブト群落する脇を流れに沿って下ると、見覚えのある丸木橋を渡り、柴沢右岸で往路に出た。


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ここが起点のしたらの里南西端(和合橋東詰)。


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林道形はここまで。丸木橋を渡ると、破線は踏み跡化。


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小さな落ち込み脇を通る。


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茶臼山高原道路を数十メートル歩いて、再び柴沢へ。


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鉄塔37分岐。帰路は、向こう側から丸木橋を渡って戻って来る。


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炭焼き窯跡脇を通る(右岸)。


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940mの二又は、もの皆苔生した右又へ。


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小さな落ち込みも。


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掌のように伸ばした根で、岩を掴んだ大木も。


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シソバタツナミ。


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苔生した大木。


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バイケイソウ群落して咲く中を登る。

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ブナ大木疎立する中、設楽、稲武境界鞍部へ。


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その境界鞍部。右が柴沢。


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面の木風力発電所の風車群。


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山頂へ。


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井山山頂から西を望む。


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安城からの夫妻と山頂で。


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崩落地を左にして、山頂からカヤトの尾根を西へ下る。


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途中、墜落したグライダーが。


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藪はないが・・・。


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鉄塔37から沢に出て、トリカブト群落する脇から流れに沿って下る。


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見覚えのある丸木橋を渡って往路に出る。


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この風情ある建物から左に入ると、和合橋。






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